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発達障害・学習障害のあるお子さんの進路選びについて ~『個』を尊重し、『逆算思考』で。

発達障害児支援

こんにちは♪ 子育てアドバイザーのみやこです。

『デイジー教科書』『合理的配慮』などについて述べてきましたが、今日は、発達障害や学習障害を持つお子さんの将来設計に関して、さわり程度ですがまとめて書きたいと思います。

まず、親御さんは【今、気になっていること】に注目しがちですよね。

どうしても、今現在のお困りごとにフォーカスしてしまい、「学校での学習をどうすればいいか」「先生やお友だちとの関係性をどうすればよいか」に集中しがちです。

でも、本当に重要なことは、【お子さんが自立して幸福な人生を送るための人生設計】です。

将来、どんなお子さんに育ってほしいですか?

そのために、具体的にどうすればよいのでしょうか?

そこに視点を持っていって、進路の選択肢や社会資源を知っておくことが大切です。

長期視点で考え、逆算思考してください!

・通常学級でがんばれる?

・全日制の方がいいの?自立しやすいの?

・就職のためには大学進学すべき?

・良い企業に就職した方が幸せなの?

上記のように考える親御さんは多いと思います。

しかし他の考え方としては、

・苦手はサポートしてもらい、得意分野を伸ばしたい

・好きを伸ばして就職につなげたい

・大きな会社でなくていい、「楽しい!」「やりがいがある!」と思える仕事を持ってほしい

・苦しんで退職するより、長く続けられる職場を探したい

上記のような考え方をする親御さんもいらっしゃいます(^^♪

まず、そのお子さんの着地点を考えましょう!

そこから逆算していきましょう!

【中学校の選択肢】

・公立通常級

・公立通級

・公立支援級

・特別支援学校

・フリースクール

・私立

【高校の選択肢】

・全日制(公立/私立)

・定時制(公立/私立)

・通信制(公立/私立)

・サポート校(同時に通信制高校に入学)

・高等専門学校

・高等専修学校

・特別支援学級高等部

・フリースクール

そして、【高校以降】【就労】へと続きます。

ここに書いた選択肢のどれを選ぶのか?

それは、ここで「これがいいですよ」などと簡単に言えるものではありません。

それは、ご家族を含めて本人が、どんな将来を望むのか、で変わってくるからです。

そして、もちろん学校がどんな配慮をしてくれるのか?が大きく影響してきます。

それだけではありません。

『経済的』な理由で選択肢が限られることも考えられます。

将来、目の前の子どもに幸せな人生を送ってもらいたい、そして自立してほしい。

そう考えるうえで、長期的な見通しを立てることから始めてください。

そこからの逆算思考がとても大切です。

「とりあえず、高校へ行って考えよう!」とか「まずどこでもいいから就職してみよう」ではなく、お子さんの「個」に合った選択肢をチョイスすることが、親御さん、そして子育てアドバイザーである私の取るべき道であると考えます。

時代は、確実に変わりつつあります。

「多様性の時代」ダイバーシティインクルージョンです。

発達に強い特性があっても受け入れていく社会へと変わりつつありますし、また、私たちの手で変えていかねばなりません。

今日は、発達障害や学習障害のあるお子さんの進路は、『長期視点で逆算思考で考えましょう!』をテーマに、ほんの少しお話をしました。

また、このテーマは継続的に取り上げていくつもりです。

今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬

Picture of 池永 宮代子(みやこ)

池永 宮代子(みやこ)

20年にわたる学習塾の指導・経営の経験から、「生きる力を育む子育て」を応援します。 親と子の夢を育む・・・それがYUME∞IQのコンセプトです。 すべての親子に笑顔を♪

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