こんにちは♪YUME♡miyakoです。
私の塾で使っている教材に、工藤直子さんの「ふきのとう」「おれはかまきり」が掲載されています。「ふきのとう」は「光村図書」の小学2年生の教科書に掲載されていますので、2年生のお子さんをお持ちのお母さんは、お子さんが音読される様子を聞いておられるのではないでしょうか?
「ふきのとう」は、場面を思い浮かべながら、登場人物の行動と心情を読み解いていく学習に使用されています。表現方法が詩的で素敵な教材です。
音読の練習も言語活動としては大変有効です。全体を元気よく読むだけではなく、抑揚をつけることを学びます。”ささやいています”の部分や、「よいしょ、よいしょ、おもたいな。」の部分を感情を込めることなど。
この「ふきのとう」を入り口にして、私は工藤直子さんの作品を読み始めました(#^.^#)
中でも、最も好きな作品が、今日ご紹介する「ともだちは海のにおい」です。
長新太さんがイラストを描かれていて、絵の世界も最高に素晴らしいです。
工藤直子さんのことを少しご紹介しましょう。
工藤直子 詩人・童話作家
台湾市出身。お茶の水女子大学卒業後、博報堂に入社し、女性初のコピーライターとなる。昭和58年『てつがくのライオン』で日本児童文学者協会新人賞、昭和60年『ともだちは海のにおい』で芸術選奨新人賞受賞。
私の大好きなエリック・カールの絵本も多数翻訳。
『ともだちは海のにおい』の朗読動画が公開されています。↓
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005150142_00000
今の子ども達は、このような動画で素晴らしい作品に触れることができること、是非、どんどん学習に活用してもらいたいと思います(#^.^#)
もちろん、本を手に取って朗読してほしい作品でもあります。親子で楽しんでください。
『ともだちは海のにおい』
お茶が好きないるかと、ビールが好きなくじらが、友達になった。
ふたりは、散歩したり、読書したり、手紙を書いたり・・・
ユーモアたっぷりの友情の日々を、詩と掌編でつづるオムニバスストーリー。
友達でも恋人でも、人を心から好きになるってこういうことなんだ、って童心に帰って、心をポカポカ温かくしてくれる作品。
この本は、小学生なら自分で読めるレベルです。大人になって読んだら、もっと違う意味を持って心に迫ってくる作品です。
人って、こんなに優しくなれるんだ。
長新太さんのイラストが、この作品のセリフをよりふんわりと包み込み、詩との相乗効果を醸し出しています。
私が大好きなセリフ・・・「あさめがさめると いつも きょうはたいせつなひだとおもいます。」いるかのセリフです。
こんなセリフを子どもの頃に思いつかなかったと、今だから、心に刺さるのだと改めて感じます。
コロナで世界は変わりました。
そんな今、「ともだちは海のにおい」は、何が大切かを思い出させてくれます。
なんども、なんども、読み返していきたい作品です。
ちょっと心が疲れた時、お母さん、お父さん、読んでみてください(^^♪
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬