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【完全保存版!】子どもの人生を決定づけるのは、『親の習慣』である!

心理的リアクタンス

『人生を決定づけるのは、習慣力の有無』である・・・
と言い切ることができます。

そして、それは【子育て】においても全く同じこと。

【親の習慣】こそが子どもの習慣の血となり肉となる基盤なのです。

今日は、そんな子育てにおいて最も重要な
『心の16の習慣』
ついて、確かなエビデンスと
データに基づいてお話します。

今日のお話は、カリフォルニア州立大学名誉教授の
アーサー・コスタ博士
(アメリカの教育改革に取り組
んできた教育者)が提唱した
【Habits of mind/心の習慣】

を分かりやすく解説する形でお伝えします。

親が望むのは「勉強しなさい」などと言われなくとも
子どもが自ら
自主的にやる気を出し、様々なチャレンジ
をし、精神的にも経済的にも
自立した大人になることです。
教育界ではこのような子どもの資質を『非認知能力』と
呼んでいます。

『非認知能力』とは、一言でいうと
【数値化できないが、人生に欠かせない能力】
のことです。
やる気や粘り強さ、根気、コミュニケーション能力、思慮深さ

などを指します。

この『非認知能力』をどのようにすれば、
子どもに付けさせることができるでしょうか?

その答えは・・・・

良い習慣を身に付けること

アーサー・コスタ博士の提唱する【心の習慣】は、
アメリカが発祥の考え方で、

いくつかの学校で実験的に取り入れられた後、その驚くべき成果
が瞬く間に
世界中を駆け巡りました。今では、アメリカのみならず
イギリス、オーストラリア、
シンガポール、香港などの学校で
取り入れられています。

この【心の習慣】は、学力向上のみならず、生活態度の向上、
コミュニケーション能力
の発達など、多岐にわたり、生徒だけ
でなく教職者、PTAまでも変えていったのです。

◆◇◆◇ 【16の良い習慣】 ◆◇◆◇

① やり抜く習慣・・・・あきらめない、やり続ける力
② 衝動をコントロールする習慣・・・・行動する前に考える、
落ち着く力

③ 共感して聞く習慣・・・・気づかう、集中する、
注意深く聞く力

④ 柔軟に考える習慣・・・・別の可能性を考える、
違う見方をする力

⑤ 思考を思考する習慣・・・・自分の思考の偏りに気づく、
考え直す力

⑥ 正確さを追求する習慣・・・・念には念を入れる、洗練する力
⑦ 疑問を持ち、問題提起する習慣・・・・
なぜ?どうして?根拠は?と問う力

⑧ 知識や経験を活かす習慣・・・・思い出し、活用する力
⑨ 明晰に考え、伝える習慣・・・・はっきり話す、言葉を選ぶ力
⑩ 五感でデータを集める習慣・・・・感じてみる、触れてみる、
感性を活かす力

⑪ 想像、創造、革新する習慣・・・・ユニーク、独創的である力
⑫ 世界の神秘と発見を楽しむ習慣・・・・よく見る、夢中になる、
とりこになる力

⑬ チャレンジする習慣・・・・リスクを冒す、勇敢である、
冒険する力

⑭ ユーモアを見つける習慣・・・・肩の力を抜く、楽観的になる力
⑮ 共に考える習慣・・・・協力する、共に学ぶ、
持ちつ持たれつの関係を作る力

⑯ 常に学び続ける習慣・・・・変わり続ける、興味を持ち続ける力
  ~「16 Habits of Mind/16の心の習慣」:
出典「Habits of Mind」Arthur Costa

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

いかがですか?この16の習慣を読んで、私は「う~ん!すごい!」
と唸りました。

これら16の習慣と力は、資質として備えていれば、優秀・有能で
人生が楽になるに
違いない!と思えるからです。

この【16の習慣】に学校で取り組み、画期的な成果を上げた実例
があります。

それが『ワイキキ小学校の奇跡』です。

ワイキキ小学校は、ごく普通の公立小学校なんですが、
コスタ博士の【16の習慣】
の導入後、成績優秀な小学校として
ブルーリボン賞(アメリカで優秀な小学校に
大統領から贈られる
最高の栄誉)を2007年と2013年の2回受賞しています。

そもそも、ワイキキ小学校の生徒構成は低所得家庭が全体の38%
英語を第二言語
として学ぶESL生徒が全体の30%と教育現場とし
てはかなり厳しい状況です。
2003年の学力調査では、英語のReading(読解力)の習熟度が41%
算数の習熟度が28%と学力的には厳しい学校でした。

ところが、コスタ博士の習慣教育を取り入れて、劇的に変わりました。

2008年の学力調査では英語の習熟度が83%、算数の習熟度66%を
記録。2014年の
調査では英語94%、算数93%というレベルまで
高まったのです。

どのようにして、この習慣教育を実践したのでしょうか!?

ワイキキ小学校で行っていることは、大変シンプルです。

先述した16の習慣の中から、毎月最低1つの習慣をテーマに掲げ、
学校と家庭が協力して子どもに習慣づける、
というシンプルで地道なものなのです。

例えば、『やり抜く習慣』がテーマになれば、授業中に分からない
問題に
ぶつかった時、「あきらめないで!」と生徒同士が声を掛け合う、
先生も
「やり続けよう!」と励ましたり、家庭でも意識してそのような
言葉がけ
をする、ということを継続したのです。

子どもを取り巻く人たちが、同じ言葉をかけ続けることで、必然的に意識が
高まるのです。

あいさつも同じです。周りの人間が、毎日気持ちよく
「おはようございます」

と声をかけ続けることで、子どもは自然に「おはようございます」
と言う
ようになります。

ここで間違えてはいけないポイントがあります!

習慣力は「鍛える」ものではない、ということです。
無理矢理や強制ではなく、
笑顔で自然に習慣となるように
【親が中心となる】ことです。

家庭内での努力は必須です。
親自身が習慣を変えていく必要があります。

優秀な子どもを育てているご家庭には、良い習慣を持てる
ような仕組みが存在
しているのです。

今日は、【16の心の習慣】をご紹介するにとどまりましたが、
今後、ブログの中
で、じっくりと内容をひも解いて、
お伝えしていこうと思っております。

記事を最後まで読んでくださってありがとうございました。

常に親子と共に YUME-IQ 

 

Picture of 池永 宮代子(みやこ)

池永 宮代子(みやこ)

20年にわたる学習塾の指導・経営の経験から、「生きる力を育む子育て」を応援します。 親と子の夢を育む・・・それがYUME∞IQのコンセプトです。 すべての親子に笑顔を♪

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