<![CDATA[こんにちは♪ 子育てカウンセラーのみやこです。
奈良に2021年12月に誕生した『絵本ホテル』にて開催された【絵本勉強会】に参加しました。
絵本ホテルの詳しい情報はコチラから↓
https://ehonhotel.jp/ EHON HOTEL 絵本ホテル
〒630-8035 奈良県奈良市赤膚町1144-6 トルナーレ学園前#105
そして、主催者は心理学の分野でも、絵本の分野でも大変仲良くしていただき、多くの学びをくださっている大切な友人の岡田久美子さんです。
岡田久美子さんの情報はコチラから↓
岡田久美子さんは「絵本教育研究所」の代表で、絵本を通じてお母さんやお子さんの『自己肯定感を高める』活動をされています。
私もその活動に深く共感して、共に学び、歩んでいきたいと感じています。私にとっては同志のような存在です。
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【絵本勉強会】に参加して。
まず、参加者は一人1冊のお気に入り、またはお勧めの絵本を持参します。順番に自分の持ってきた絵本を皆さんに読み聞かせします。
絵本を読み終えたら、なぜ今日はこの絵本を選んだのか、その理由を述べます。
それから、その絵本に関して質問や感想をシェアしあうという流れになっています。
主催者のお二方(岡田久美子さんと、アナウンスカンパニー「花笑」の代表:吉田恵実さん)を除く10名の参加者が順番に絵本を読んでいきました。
アナウンスカンパニー「花笑」の情報はコチラから↓
https://hanaemicompany.wixsite.com/hanaemi
10人のかたが10冊(厳密にいうと9冊)を紹介しました。なぜ9冊か?
それは奇跡的にお二人の方が同じ絵本を読まれたからなんです。二人目の方は、その場の機転で同じ絵本を大阪弁に置き換えて読まれて、それはそれは親近感を持って聞くことができました。
同じ絵本でも読み手によって、聞いているサイドの感じ方が変わるということも知ることができました。
私の読んだ絵本。
それは、『にじいろの さかな』マーカス・フィスター作 谷川俊太郎訳のこの絵本です。
本のリンクはコチラから↓
美しい絵、そして谷川俊太郎氏の美しい日本語。
この絵本は『私の絵本 BEST3』の中の1冊なのです。
選んだ理由は、幼児からおじいちゃん、おばあちゃんまで、どの世代でも理解できるし、響く内容であること。
受け取り方は、その人それぞれでOKなのです。
私にとっては、人生においても、この子育てカウンセラーという仕事においても、その軸をなしている【アドラー心理学】の根幹を成す
人は他者に貢献した時にこそ、幸せを感じることができる
この言葉を絵本で表現しているのが、この『にじいろの さかな』だと感じているからです。
にじいろのさかなは、他のさかなは誰も持っていないきらきら光るうろこを、誰にも渡したくはありませんでした。
だって、その”きらきらのうろこ”こそがにじいろのさかなにとって、【自分が特別な存在である】ことを証明してくれるからです。
他のさかなの「そのきらきらしたうろこを1枚でいいからくれないかな」という言葉をはね返していたにじいろのさかな。
周りのさかな達は、誰もにじいろのさかなに近づかなくなりました。
海の中で一人ぼっちになってしまった にじいろのさかなは・・・・
ほらあなに住む長老のタコのところに相談に行きます。タコは一言、こう言います。
「きらきらうろこを 1まいずつ、ほかの さかなに くれて やるのじゃ。それで おまえは、いちばん きれいな さかなでは なくなるが、どう すれば しあわせに なれるかが わかるだろう」
その後、にじいろのさかなは、みんなにきらきらうろこを1枚ずつ分け与えていくのでした。最後の1枚だけを自分のために残して。
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この絵本から感じること、そこには、正解も不正解もありません。
まだ何も分からないような幼児さんが、きらきら光るうろこに触ってみる、それだけでいいと思います。
何も感じないという人。
きらきらうろこをあげてしまうなんて馬鹿だなぁと思う人。
こんな話は綺麗ごとだ、こんな考えでは損をすると考える人。
それでいいと思います。
絵本は、そんな多くの人々の手に取られて、読んで触れて、知ってもらうだけで、価値があるものです。
誰かの心に記憶として残り、年月を経て感じ方が変わるかもしれません。
自由に感じることができる絵本の世界。
皆さんで共有した絵本の読み聞かせを通じて、その人それぞれの人生を投影している絵本選びに感動しました。
その絵本を選んだ理由も、今響く言葉や絵も、自分が置かれているシチュエーションと強くリンクしています。
また絵本の虜になりました。
そして、絵本だけではない人とのご縁も紡ぐことができました。
絵本と人との出会いに感謝する1日。5月というのに真夏のような気候の奈良で得た心のぬくもり。
京都への帰路に就く私の心は、また絵本の世界に浸っていました。
主催者の岡田久美子さん、お世話くださった「花笑」の吉田恵実さん、そしてご参加のみなさま、ありがとうございました。
最後に私からひとこと。
「あなたは他者に何を与えますか?」
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬
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