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リビング学習って本当におススメ? そのメリットとデメリットからの考察

リビング学習

こんにちは♪ 子育てカウンセラーのみやこです。

【小学校の間はリビング学習がお勧めですよ】という言葉をよく耳にします。

本当にそうでしょうか?

ちなみに私の場合はと言いますと、リビング学習なんて絶対無理な女の子でした(^-^;

私の小学校時代は”リビング”なんてオシャレな言い方はなく、つまりは”お茶の間”、そうです、サザエさんの家族が集まっているお部屋を想像してみてください。あれが最も近いイメージですね。

呼び名はリビングでもお茶の間でも同じこと。

つまり、【家族が集まる場所で学習することが本当にその子にとって良いことかどうか?】という問題について、今日はお話ししようと思います。

まず、そもそも、なぜリビング学習が推奨されるようになったのでしょうか?

これには「中学受験」というワードが大きく影響してきます。

中学受験をする多くの小学生は、「進学塾」へ通い、普通の小学生とは違う内容を夜遅くまで学び、土日にも毎週のように模試を受けます。

ですから、勉強量も勉強時間も膨大なのです。

その場合、子ども部屋にこもって一人で黙々と学習するよりは、親の目が届くリビングで、親が時間管理をしながら、計画的に学習を進めることの方が望ましいのは明白です。

いくら受験と言っても小学生が深夜まで学習することは、心身両面でお勧めできませんので、ここは、両親が計画的な学習をサポートするべきだと思います。

小学生には、まだそこまで自分の時間管理が徹底してできる子どもは少ないからです。

これが、中学受験が「親子の受験」と言われる所以です。

では、一般的な小学生ならどうでしょうか?

答えは、【リビング学習には向き・不向きがある】ということです。

これは、リビング学習のメリットとデメリットを考えると分かります。

【リビング学習のメリット】

⑴ 家族がそばにいる為、質問や相談がしやすい

⑵ 学校や塾と違って、自分のペースで学習を進められる

⑶ 家族の励ましやアットホームな雰囲気で学習意欲が高まる

⑷ リラックスして学習できるため、ストレスがかからない

【リビング学習のデメリット】

⑴ 集中力を保つことが難しい、割り込みが入る

⑵ 自己管理する必要性が低く、時間管理能力は伸びない

⑶ 学習環境が整っていない(文房具や本・辞典類が揃っていない)

  机と椅子が学習向けでないため、姿勢や視力が悪くなる

これらが、リビング学習の主なメリットとデメリットです。

ご自分のお子さんに当てはめて考えてみてください。

お子さんは、リビングで上記のデメリットを差し引いてもメリットの方が大きいですか?

また、このメリットとデメリットの関係は、お子さんの性格や特性だけでは決まりません。

お母さん、お父さんの性格とも大きく関係します。

どういうことかと言いますと、リビングで無駄に口を挟まずに、適切なアドバイスや声掛けを守りながら、学習を支え、見守るタイプですか?

もし、お母さんやお父さんが、必要以上に子どもの学習に口を出したり、あるいは、集中できないような環境を作り出しているとしたら・・・・

お子さんにリビングで学習することはお勧めできません。

ではどうすれば良いでしょうか?

子どもの特性や性格、ご両親の性格の両方を組み合わせて考え、学習の場所を選ぶことです。

そのうえで、子どもの学習状況は定期的に確認しましょう。

お子さんの成長や変化に合わせて、その時その時で必要に応じて学習環境を改善し、変えていくことが重要です。

小学3年生の時はリビングでの学習が効果的だったけれど、6年生になって自分の部屋の方が効率的で集中でき、本も増えたことで成績が上がったという例もたくさんあります。

要は、お子さんの様子をちゃんと見守ることです。

変化を見落とさないで、接近しすぎないスタンスでお子さんを見守ってください。

今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬

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池永 宮代子(みやこ)

20年にわたる学習塾の指導・経営の経験から、「生きる力を育む子育て」を応援します。 親と子の夢を育む・・・それがYUME∞IQのコンセプトです。 すべての親子に笑顔を♪

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