こんにちは♪YUME♡miyakoです。
日々子ども達と接していて、「日本語が通じない」という事態がよく起こります^_^;
それも、小学校低学年ではなく、中学生に指導していてもです。
例えば・・・・
「今日は時雨が降ったね。」や
「小春日和ですね。」
或いは「暖簾に腕押しだわ。」
「気の置けない友だちだね。」
などなど・・・・・
まだまだ言い出したらキリがないほど出てきます^_^;
明確に言語的に文章で説明できなくても、なんとなく分かるとか、雰囲気は掴めるとかではなく、全く聞いたことがないというのです!
私は塾の指導者として、驚きと落胆を隠せませんでした。
聞いたこともない?ということは、ご家庭でも家族の会話の中で出てきたことがないということでしょうか?
そして、これらの言葉をお母さま方が分かっているか、というと疑問です。
もちろん、お母さま相手にテストをしたことがないのでわかりませんが、私の肌感覚では、知らない可能性は半分以上だと思います。
特に、「小春日和」は春に使ってはいけません。この言葉は、晩秋から初冬の春のように穏やかで暖かい日のことを指します。
11月ごろの暖かい日によく使いますね。
また、気の置けない友人も、知らないことに驚かされています。
この言葉の意味を子どもたちはよく、以下の(誤)のような意味と間違えます。
気の置けない友人
(誤):気が許せない信用できない友人のこと
(正):遠慮や気遣いの要らない心から打ち解けることが出来る友人のこと
これらは一例で、中学生でもこのレベルですから、小学生はもっと語彙力が不足しています。
では、どうしたらよいでしょうか?
理想的なのは、世代を超えた大家族で育つことです。
祖父母と同居している子どもたちは、自然と昔ながらの言い回しやことわざを生活の上で身につけます。
しかし、多くのご家庭が核家族で、しかも、ご両親共働きでお忙しいと来たら、家族の会話もままなりません(-_-;)
口から出るのは「早くしなさい」「ちゃんとして」など・・・・・
でも、お忙しくてもどうか一日数十分でいいので、その日の出来事を話すとか、お子さんが小さければ、寝る前の読み聞かせタイム、音読タイムなど、本に一緒に触れる時間を取ってください。
ご家族がよく本を読む環境にいるお子さんは、自然と読書家になります。
本を読むと、知らない世界に誘われますから、知らない言葉を物語の中で自然と覚えていきます。
アニメやゲームに出てくる言葉を子どもたちがよく知っているのと同じことですね。
そして、もう一つ、忘れてならないのは「非日常の体験」です。
「非日常の体験」とは、毎日のルーティーンとは違う体験のことで、旅行やハイキング、キャンプ、海や山での遊び、釣りや川遊び、フィールドアスレチックでも、スポーツでも構いません。それが、日常と違う体験なら何でもいいのです。
この「非日常の体験」は子どもたちの脳を刺激し、その体験の中で出てきた言葉を覚えていきます。
例えば・・・・
上記の時雨や小春日和のような気候にまつわる言葉や、海や川、山の動植物の名前、釣りの道具の名前、スポーツ用語、そして、その体験の中で、いつもと違う大人たちと交わることから聞く新しい言葉。
それらが、自然と子ども達の脳に刺激となって覚えられ、楽しいから定着し、記憶に結びつきます。
テスト勉強だからと言って覚えさせられた”単語”は覚えられません。
体験こそが記憶なのです。
まとめますと。
①異世代との交流
②絵本や本を一緒に音読する
③非日常の体験をさせてあげる
いかがでしょうか?
そんなに難しく考えないでくださいね。
結構楽しいことばかりではないですか?(^_-)-☆
気楽に、気長に子育てを♬
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬