こんにちは♪YUME♡miyakoです。
今日は『嫌われる勇気』の著者である岸見一郎先生の講演会で学んだことをシェアしようと思います。
コロナ後はいつもオンラインの講演会ですが、コロナ以前は直接お顔を見ることが出来る講演会に何度か参加しました。
その中で、2019年に京都で開催された講演会はテーマが、このブログ・YUME∞IQでお伝えしたい事と完全一致しております。
講演会のテーマは『生きる力を育む ~子どもとの良い関係を築く』でした。
多くの学びと気づきをいただくことが出来ました。
塾の先生である私にとって、根本的に考え方を変えさせるような岸見先生の言葉がありました。
「勉強をするか、しないかは、子どもの課題である」
この言葉です。長年指導を続けていて、この言葉は勉強に向かうことが当たり前という教育現場に身を置く私にとっては、全てを解決する一言だったのです。
衝撃的でした。かなり昔に、私が祖母から教わったことと、言葉こそ違えど同じ意味だったからです。
祖母の言葉はこうでした。「勉強が嫌いな子、苦手な子は、その子がしたい事をすればよい。何も全員が勉強を頑張る必要はない。その子の問題であって、他人が口を挟むことではない。社会は成り立っている。」この言葉を祖母はしょっちゅう私に伝えていました。
なぜかと言いますと、祖母の言葉の背景には、お勉強が好きで成績もよく、勉強ができない子たちをバカにしている幼い私がいたからです。幼かったとはいえ、恥ずかしいお話です(-_-;)
私の鼻っ柱をポキッと折って、「みんな、得意なことはそれぞれ違うから、その子がやりたい事や得意なことで役に立てばよい」と常に教えてくれました。そんな祖母の愛を、かなり遅ればせながら(^-^;アドラー心理学と出会った私は、完全に理解したわけです(^-^)
昨日の記事で「育てにくい子はいます」と断言しました。活発でお母さんの言うことをなかなか素直に聞かない子や、暴れん坊でどこでもトラブルを起こしてしまい、ご両親がいつも謝罪している子など、みなさんも一人や二人は思い浮かぶのではないでしょうか。
そのような子どもはエネルギーが有り余っているのです。そのエネルギーの行き場がなくて問題行動を起こします。エネルギーを上手く向けられる対象があると問題行動はなくなります。
このお話の時に、岸見先生はボクシングの村田諒太さんのことを例に出してお話されました。エネルギーをボクシングに向けて発散できたことと、彼は大変頭の良い、尊敬すべき人物であると紹介されていました。
その逆のお話もされました。エネルギーのあまりない子は、学校へ行かなくなったり引きこもったりする傾向があるというのです。
確かに、子ども達の様子をよく見ていると「あまり動かない。活発ではない」子どもが不登校や引きこもりになったケースが多かったのは事実です。
アドラーは「ありのままの自分でよい」と伝えています。
活発でもおとなしくても、どちらの性格でも「自分に価値がある」と思えると勇気を持つことができ、生きる力を育みます。
この”勇気”がとても大切で難しい問題です。
勇気が出ると仕事や勉強で結果が出ますが、この勇気を出すことを、子どもたちは極端に怖がります。
お母さん達、先生方は「本気を出しなさい」と言います。
この「本気を出しなさい」と言えば言うほど勉強はしない、と岸見先生は断言されました。
では、どうしたらよいのでしょうか?
勉強ができないのであれば、できないことをまず認めましょう。そこから全てが始まります。
子どもたちは対人関係を恐れ、失敗を恐れています。なぜですか?
「勇気づけの子育て」を受けていないからです。
これが、「あらゆる悩みは対人関係の悩みである」というアドラー心理学の原点と一致しています。
子どもたちは失敗を恐れ、勇気を持てません。
だから、お母さん、お父さん、先生方、子どもと関わるすべての方々、
その子の存在そのものを認める、自己肯定感を高める勇気づけをしていきましょう!
◆ 問題行動を起こす子には、エネルギーの向けどころを与えましょう。
◆ エネルギーのあまりない子には、「ありのままの自分でいい」ことを教えましょう。
◆ 「本気を出しなさい」は勇気をくじく言葉です。
◆ 出来ないことを認めて受け入れ、そこから始めましょう。
お母さん、先生、「毅然とした態度」と「威圧的な態度」は全く違います。
子どもの存在に対していつも「ありがとう」と伝えましょう(^^♪
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬