こんにちは♪ 子育てアドバイザーのみやこです♡
遊びに関する研究は、現在国際的に注目されているのをご存知ですか?
イギリスケンブリッジ大学教育学部には、PEDALという、「教育・発達・学習における遊び」を研究するセンターがあります。
しかし、日本の20年前の大人たちへの調査の中で、子どもの権利の中で行使させたくない権利として「遊ぶ権利」が挙げられて、教師では3位、保護者では2位でした。
驚くべき結果ではありませんか?こんな教師や保護者に教育を受けた子どもたちが、今親世代になっています。
子どもの時に遊ばないと、脳はしかるべき発達を遂げません。
しかし、遊び方を知らないのは、子どもたちだけではなく、親も教師も遊び方を知らないのです。
どうやって子どもたちを遊ばせていいのか。分からない教師や親が多いというのです(:_;)
子どもたちはどうなるでしょうか???
◆ ルールが決まっているサッカーチームのような団体に所属させないと、一人では何もできない。
◆ 有料の遊園地でお金を払ったアトラクションを利用するような遊びしか知らない。
◆ 遊び方が決められた公園の遊具で、ルールを守って大人の監視下でないと遊べない。
◆ スマホゲームのような、あらかじめプログラムができているものに乗っかって操作することしか楽しめない。
◆ 家の中で少人数ではゲームをできても、外で自由に遊びを作れない。
これが憂える現状です。
私の幼い頃は、近所の路地や空き地で、何の道具も持たずに、異年齢の子どもたちが集まり、日が暮れて母親が迎えに来るまで遊び惚けていました(^^♪
遊ぶルールは、その日に集まったメンバーでその場で決めました。
近所の頑固おやじに怒鳴り込まれたり、叱られたり、ケガをして血を流しても結構平気でした。
今のお母さん達にそんなお話をすると、あり得ない!と思われることでしょう。
危険、監視すべき、個人情報・・・・・・
時代は変わりました。それでも、幼い頃、特に幼児期に遊ばないと脳は発達しません。
2020年に始まったコロナ禍により、子どもたちの育つ環境は益々悪化の一途をたどっています。
子どもたちにフリーな居場所はありますか?
子どもたちがフリーに遊べて自由に遊びを創造できるよう”居場所”を作る必要があります。
「森のようちえん」は、1日の殆どを野外の自然の中で過ごす幼児教育を行う団体です。現在、全国に250以上あります。このように、子どもを自然の中で育てようという活動は、最近盛んになっています。
幼稚園に、出来るだけ自然環境に近い遊び場を作ったり、ほとんど戸外で幼児教育をされている園など。
しかし、これらの幼稚園も、大人の監視と意図と関与なしには成立しないのです。
問題は広く、深く、簡単ではありません。
私自身は、自分の子育ての中で確固たる信念を持って幼稚園選びをしました。
息子二人の幼稚園選びにあたって、重視した項目が以下の通りです。
息子たちの幼稚園選びの基準
◆ 短時間保育
◆ 遊びが中心で、出来るだけ先生は関与しない保育をしている
◆ 園内でお勉強をさせるカリキュラムがないこと。宿題など言語道断。
◆ 縦割り保育(異学年でペアを組ませる保育)を実践している
◆ ケガをしそうなほど危険な遊具があること
これらは、実際に私が幼稚園選びで重視し、現実にこのような園に息子たちは通いました。
ですから、外科とは切っても切れない関係でしたよ(*^^)v 幼稚園から「外科へ向かってください」のお電話を何度もらったことでしょう^_^;
そんな幼児期は、息子たちにとって大変意味があったと感じています。
このブログで何度も書いてきましたが、今の教育は既に何十年前、そうですね、20~25年くらい前から、過保護でありながらやりすぎな方向へ進んできました。
勉強を強要しているのに、子どもたちの学力は伸びない、更に一人では遊び方も知らない子どもたちを量産してきました。
もっと、もっと、子どもたちが自分の頭で考えて、試行錯誤して、悩んで、苦しんで、失敗して、叱られて、そういう幼児期を過ごせる環境づくりを進めないといけません。
児童遊園から姿を消した、「危険な遊具」の復活を願いますし、もっと自然を大切に遊具を使えるよう、そして基本的な安全が確保できるようにとも願います。命に係わるケガはだめですからね。
そして、私の願い・・・・それは・・・・
障害のある子どもたちも一緒に遊べるインクルーシブな公園の整備。貧困家庭の子どもたちの居場所となる遊び場。
そんな居場所の情報が得られたら、すぐにご紹介していくつもりです。
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬