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100m10秒の壁 ~心理の壁

100m10秒の壁

こんにちは♪YUME♡miyakoです。

今日は、立命館小学校のICT教育部長であり、英語教諭である正頭英和先生の講演会でお聞きした印象深い部分をご紹介します。

正頭英和先生は、教育界のノーベル賞と言われる「グローバル・ティーチャー賞」に2019年、世界140カ国の教師の中から、世界トップ10に選出された経歴の持ち主です。

数年前、正頭先生の講演会を聞く機会があり、そこで大変印象的なお話をされました。

それは「100m10秒の壁を何故日本人は突破できたか」というお話です。

え?そのお話は教育とどう関係するの?と思われましたか?(#^.^#)

大変深く関係しています。

教育というより、チャレンジする時の心構え、メンタルと言えるかもしれません。

言いたいことは、

”意識を変えれば、不可能は可能になる”

ということです。

外国人選手が100m10秒の壁をどんどん破っていった時代に、日本人選手たちは、この”10秒の壁”を打ち破ることができませんでした。

ところが、2017年、当時東洋大学4年生だった桐生祥秀選手が、日本人として初めて100m9秒98の記録を達成したのです。この記録は、伊東浩司選手が1998年に10秒00を記録して以来、19年間破られることのなかった日本記録だったのです。

しかし、桐生祥秀選手の9秒98を皮切りに、2019年になると、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手、小池祐貴選手、2021年には山縣亮太選手が続々と9秒台を記録しました。

2022年3月現在、日本人の100m9秒台の記録保持者は4名です。

では、どうして一人の選手の9秒台をきっかけに、続々と後に続く選手が出てきたのでしょうか?

このことについて、正頭先生は大変面白い持論を展開されました。

自動車免許を取得した時、最初は誰でも、公道で運転することに少なからず恐怖を感じています。しかし、実際には免許を取得した人は、老若男女を問わず、日々それが当たり前のように、緊張感や恐怖なく運転ができています。

それは、”みんなができている現実”を見て知っているからなんです。

 「誰かができた、できている」それを目の当たりにしたとき、「できない」と思っていた心のカギが外れ、不可能の扉が開くのです。

この誰もが運転を難なくこなす、ことが100m10秒を切ることと同じだというのです(#^.^#)

飛躍していますか?いいえ、つまり、”意識の問題”だと思いました。

桐生祥秀選手が最初に10秒を切った時に、スプリンターたちの間に「できるかも?」という意識が芽生えたのです。

勿論、これは運転と違って誰でもできるというわけではありません。

しかし、意識が変わったことによる記録は、結果が示しています。

体格の変化や、トレーニング方法の進化など、肉体的な要因が大きいにせよ、この意識という存在は避けて通ることはできません。

為末大氏もこう述べています。

「陸上競技はタイムで行われる。10秒という壁があり、なかなか破れないと渋滞のようにたまってしまう。誰か一人が壁を破ることで『できるんだ』と認識が変わって記録が出る。桐生祥秀が9秒台を出したことで、一気に4人更新できたのは心理の壁が破れたことが大きい」

深いですね。

このお話を聞いて、私にも思うことが沢山ありました。

私の塾で、子ども達が言う言葉に「無理」や「私にはできない」があります。

『心理の壁』を打ち破ってみましょう!

目の前が開けることでしょう。その為には、もちろん努力は欠かせません。

今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬

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池永 宮代子(みやこ)

20年にわたる学習塾の指導・経営の経験から、「生きる力を育む子育て」を応援します。 親と子の夢を育む・・・それがYUME∞IQのコンセプトです。 すべての親子に笑顔を♪

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