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35人学級で個別対応は不可能。だからこそ、学校現場を補う安全基地の存在になる。

35人学級

こんにちは♪YUME♡miyakoです。

つい最近、愛知県立大学の池田周教授の学習会にオンライン参加しました。

池田教授の言葉は、まさに現公教育の問題点を突いていました。

「35人学級にしても、子どもたちを個別に指導することは不可能である」

まさに現実はそうです。

先生が35人の子どもたち全員の特性をよく捉え、その子に合った教材と指導方法で個別に向き合うのは不可能です。

そして、学校は「勉強をする」だけの場ではありません。集団生活を体験する場です。

「35人学級」という社会の中で、人間関係を学びます。

保護者面談で実際にお聞きした話です。

お母さん「小1の時に、ある生徒との間に問題が起きて、両家の親も巻き込んでもめました。その事実は多くの同級生や家族、学校もよくご存じです。なのに、修学旅行の班までそのもめた生徒と同じグループになりました。ひどすぎます。納得できません。」とのこと。

その小学校は生徒数が少なく、学年の学級数が1クラス、もしくは2クラスです。ずっと1クラスだったため、トラブルのあった生徒と同じクラスであることは、そのお母さんも受け入れておられました。

しかし、今春、何の説明もないままに2クラスになり、もめた生徒と同じクラスになりました。2クラスになったことをどの保護者様もそれほど喜んではおられず、逆に始業式のクラス発表で初めて知った事への不信感の方を強くお持ちです。

しかも、修学旅行の班まで・・・

幸い、お母さんは「子どもが”我慢する、気にしないようにする”と言っているのでこれ以上は言いません。」と仕方なく受け入れられましたが、こんな我慢が必要なのでしょうか?

なぜこんなことが起きてしまったのでしょうか?

先生が、前学年からの引継ぎを見落としているのです。

多忙、仕事量の膨大さ、新学年のプレッシャー・・・過重労働が招く悲劇です。

その子にとって、小学校最後の思い出の修学旅行は楽しかったのでしょうか?

お母さんの心に芽生えた学校への不信感は否めません。

これは一例ですが、小学校でいじめの加害者と被害者だった二人を中学で同じクラスにするというミスも起きています。

学習面でも同じく、先生が生徒一人一人の真の学力を見抜いているとは思えません。

「学校での評価」が最優先され、集団の中で力を発揮できない子や、”きちんとすることが苦手な子”は悪い評価を得ます。そして、そういう子どもたちは劣等感を植え付けられます。

私は、公教育の在り方そのものに疑問を抱いています。

1クラスの人数を減らせば解決するとは思えません。

この問題を書き出すと止まらなくなり、しかも私の力ではどうにもできない問題です。

先述した池田教授は、こうおっしゃいました。

「子ども一人一人を見るためには、塾の存在は必要です。」

「救いを求めている子どもたちに向き合ってあげてください。」

その為に、塾の指導者に必要なこと、それは。。。。

子どもの特性を見抜く力です。

日頃より、私は自分の塾の存在意義を「子どもたちの安全基地」と位置付けています。

それだけでいい、と言い切れます。

私自身が、小学生時代の3年生~6年生の担任の先生を尊敬できずに育ちました。

あんな大人にはなりたくないな、とまで思いました。

自分の思うように学級をコントロールするためには、はみ出す存在は先生にとっては邪魔ものです。私はどうやら、和を乱す存在であったようです(^-^;

その頃のクラスには、先生からの体罰(その頃は普通でした)も常態化していて、そんな体罰を受けても決して謝らない女の子でしたので、先生から見ると”憎らしい”存在です。

自分がそうだったからこそ、尖った子ども、おとなしくて意見が言えない子ども、みんなと交われない子ども、そんな子どもの気持ちがよく分かります。

強度のHSPであるという資質も、こんな時には役に立ち、その子の気持ちを読むことが出来ます。

学校の先生が悪いのではありません。責めているのでもありません。

組織の中で疲弊しているのです。

公教育の大規模な組織改革(根本的な)と、先生の仕事内容の変革なしには、今後も保護者の気持ちは学校から離れていくでしょう。

私にできること、それは、今、目の前の子どもたちの安全基地になることなんです。

小さな小さな一歩で長い道のりを歩んでいますが、歩みを止めることはありません。

今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬

Picture of 池永 宮代子(みやこ)

池永 宮代子(みやこ)

20年にわたる学習塾の指導・経営の経験から、「生きる力を育む子育て」を応援します。 親と子の夢を育む・・・それがYUME∞IQのコンセプトです。 すべての親子に笑顔を♪

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