こんにちは♪YUME♡miyakoです。
以前、尊敬する大江健三郎先生が、13歳から現在までも読書カードを書き続けているという記事を読んで、深い感銘を受けたことがあります。
大江健三郎先生は、愛媛出身ですが、少年の頃に地元の公民館の本を全部読み切ったそうです。その時、お母さまに「本当に全部読んだのか?」と問われて公民館へ連れていかれました。お母さまは、突然一冊の本を手に取って読み始め、「さあ、この続きを言いなさい。全部読んだのなら覚えているでしょう」と言われたそうです。
かなりのスパルタですね(^-^;
大江氏は、最初の1冊は覚えていて答えられたのだけれど、2冊目は答えられなかったそうです。その時、お母さまはこうおっしゃいました。
「あなたは、何のために本を読んでいるのですか?忘れる為ですか?」と。
益々きびしいです(^-^;
この時、大江氏は「そうだ、読んだ本を忘れないように読書カードを書いていこう」と決めたそうです。
やはり凡人ではありませんね(^-^)
天才を育てるのに、「家庭環境」は無視できません。
このように、13歳の大江少年は読書カードを書き始め、その後、現在までそれは継続しています。読書カードはなくしてしまうので、現在はノートに書かれているそうです。
私も、大江先生のように長期ではありませんが、読書記録を付けた経験があります。
私が子どもたちにお勧めする読書方法は、好きなジャンルを決めて読みあさることです。
そして、一つのジャンルを読破したら、また次の興味に移行していって、そのジャンルを読破するのです。
そして、今日おススメするのは、「アンソロジーを作ろう!!」です(^^♪
アンソロジー
さまざまな芸術分野において、特定のテーマでまとめられた”作品集”のこと。
歴史は古代ギリシア・ローマ時代に始まる。
日本のアンソロジーの代表は「万葉集」「古今和歌集」である。
現代のアンソロジーは、ジャンルを問わず、すべての分野において小作品をまとまた1冊を指す。
卒業文集もアンソロジーの一種である。
具体的にどうするかと申しますと。
心に残る詩や文章に出会ったら、一節を選んで書き留めましょう。
書きためたら、テーマを決めて自分なりの作品集=アンソロジーを編んでみましょう!
一言感想でいいのです。そして、詩でも小説でも、俳句や和歌でも構いません。
毎日でなくても良いのです。心に残ればその時に♬
私が一つ具体例を出してみましょう(#^.^#)
日にち:5月24日
言葉:“青は藍より出でて藍より青し”
感想:生徒が恩師を超えていくという意味だが、植物の藍から青を作ることに由来する意味深い、かつ、優しさのあふれた言葉である。「学問・教育の目指すところ」は古くから変わらないと感じた。
これは一例です。もちろん、学齢に応じてもっと簡単に書いてOKです(*^^)v
このような記録を、その時その時に書き留めていき、編んでいくのです。
一言感想であることと、毎日書くようにと強制しないことで、子どもたちにとって負担ではなく、書きためていくとそれが楽しみになっていきます。
このような楽しい文学との付き合い方は、子どもたちを本好き、活字好きに育てていきます。
また、自分の思いを書いていくことで、文章を書くことも上達していきます。
お母さんは、お子さんの書いたアンソロジーを読んで、ダメだしするのではなく、違う表現方法や言葉をさりげなく示してあげましょう。
例えば「”おもしろかった”ばかりになっちゃうから、”ワクワクしました”や”心躍りました”などの言葉もいいね。」と。
書くことで、自然と使用する語彙が増えていくはずです♪
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬