こんにちは♪YUME♡miyakoです。
みなさんは、学生時代、どんなタイプでしたか?
頑張って自分の能力より上回るレベルを目指すタイプでしたか?
それとも、ちょうど自分のレベルに合った道を程々に目指すタイプでしたか?
または、サボって出来るだけ楽な道を選ぶタイプでしたか?
私は、自分の能力よりも高いレベルを常に目指すタイプでした。
そして、たまたま、本当にたまたま、学生時代は成功体験を積み重ねていました。
何度も言いますが、全くたまたまです(^-^; 運がよかったのか、頑張った報いを受けることが多かったと思います。
仲の良い友人の中には、能力が高いのに、”程々”を望む人や、全然頑張らずにサボってばかりの人や、様々でした。
今なら、それが当然だし、”多様性”という言葉を受け入れて、”いろいろな人がいて、いろいろな考え方や生き方がある”と納得しています。
しかし、学生時代の私は、「がんばればなんとかなる」という考えに捉われ、上手くいかないのは頑張らないからだ、と決めつけていました。
そんな考えを一変させたのが、「子育て」でした。
「子育て」は当然、対象者=子どもがいます。子どもは、自分とは別人格で、自分の思い通りになど育ちません。
この経験は、私にとって「がんばってもどうにもならないことがある」ことを思い知らせました。
塾で指導していて、時々、”自分の成功体験を子どもに押し付ける”保護者様に出会います。
例えばこうです。
◆ 自分が野球をずっとやってきて、そこで養われた根性や礼儀、目上の人に対する態度は素晴らしいので、子どもも野球をするべきである。
◆ 私立の中高一貫校での素晴らしい学生生活を体験したので、子どもたちも絶対に私立の中高一貫校を受験させたい。
◆ なんでも途中でやめることは、”中途半端な人間”を作るから、お稽古事や、スポーツは何があっても中断してはいけないのだ。
などなど・・・・・
子どもに立派な大人になって欲しいから、という親御さんの気持ちは十分理解できます。
でも、このような考え方は、周囲を苦しめ続けます。
子どもたちはもちろんですが、周囲の家族までも苦しめることになります。
アドラー心理学で言うところの「課題の分離」ができていません。
親の成功体験を押し付けないでください。
子どもはお父さんやお母さんとは違う人間なのですから。
子どもは訳も分からず、親の言うようにお稽古事やスポーツをさせられます。しかし、そこに「楽しい」「もっとやりたい」という気もちが芽生えるでしょうか?
『がんばればなんとかなる』とか『努力は報われる』は幻想です。
そうでない場合の方が多いと思います。そして、その歪みは子どもを苦しめます。
頑張るのが悪いのではなく、努力も必要です。
しかし、親の価値観を押し付けるのは違います。子どもは親の持ち物ではありません。
「課題の分離」をしましょう。
自分と子どもが違う人間であることを意識して、その子の特性を活かす子育てをしましょう!
ごきょうだいでも特性や長所が違いますから、その違いを認めて、伸ばしてあげてください。
お父さん、お母さんが、もっと広い視野で「がんばるだけではない、のびのびとした子育て」を目指してもらいたいと思います。
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬