こんにちは♪YUME♡miyakoです。
今日は大好きな絵本のご紹介をします。
「パパ、お月さまとって!」 エリック・カール 作
みなさんは、お月さまが好きですか?私は塾の帰り道が、東へとまっすぐ伸びる道で、毎晩、月を見上げては、その日の形や様子を観察しては、いろいろと思いを馳せています。形や色を変えて、季節ごとに上る高さや位置が変わる月は神秘的です♪
エリック・カールといえば、その代表作である「はらぺこあおむし」を思い浮かべる方も多いことでしょう。でも、私にとって、一番好きなエリック・カールの絵本は、この「パパ、お月さまとって!」です。
エリック・カールの描く絵は、どれも色と言い、形と言い、優しさにあふれていて、幻想的で、それでいて絵本の挿絵というよりも、絵画作品と言った方がふさわしい名画です。また、「はらぺこあおむし」と同様、仕掛け絵本となっていて、子ども達が「わ~」と驚く様子が楽しいです(^^♪
この「パパ、お月さまとって!」も仕掛け絵本です。途中で折り返したページを広げると、大変大きな1枚の絵になります。
主人公モニカがパパにある夜、「お月さまとって!」とお願いします。すると、パパが長い長いはしごを使って、月を取りに行くというお話です。絵本が大きく拡大するという仕掛けや、その大きさとはしごの長さを、子ども達に体感させてあげたい本です。自分で手に取って、開いてもらいましょう!
子どもの頃、夜空を見上げたら、いつもそこに輝いている月の不思議。形を変え、色を変え、高さを変えて現れる月。そんな月を取って欲しいと思う子どもは、モニカだけではないでしょう。そんな夢のようなことを実現してくれる絵本を、エリック・カールは見事に仕掛け絵本で表現しました。
私はある場所で、この絵本の読み聞かせをした時に、BGMを流しました。そのBGMというのがドビュッシーの”月の光”のピアノ演奏です。演奏者は辻井伸行氏。最も好きなピアニストです(#^.^#) 私はこの曲が大好きで、毎日聞いても飽きることがありません。この曲を少し小さめのボリュームでバックに流し、「パパお月さまとって!」の読み聞かせをしました。
月は幻想的な天体。おとぎ話の中のモニカとパパ。そしてドビュッシーの月の光。別の世界に連れて行ってくれそうな読み聞かせの瞬間です。
空想の世界に遊ぶのが絵本の世界です。その楽しみを知ったら離れられません。
夜寝る前に、お子さんとこんなひと時を過ごしてみられてはいかがでしょうか。
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬