1. Home
  2. /
  3. 未分類
  4. /
  5. 承認欲求が強い子どもに対して 〜アドラー心理学から学ぶ

承認欲求が強い子どもに対して 〜アドラー心理学から学ぶ

承認欲求と自己肯定感

こんにちは♪YUME♡miyakoです。

アドラー心理学の”勇気づけの子育て”を伝えていくなかで、“承認欲求”は知っておいてもらいたい内容です。

大人の承認欲求は厄介ですが、子どもの承認欲求は、子どもなら当たり前よね。というくらい可愛いものです。実際、子どもとは”ほめて欲しい、ほめられたがる生き物”です。

しかし、過度の承認欲求はその子の自己肯定感を下げることにつながります。「ほめて欲しい」「認めて欲しい」という感情が強すぎるのは、その子が他の部分で満たされていないからです。

子どもが「ぼく(わたし)すごいでしょう~。○○ちゃんよりよくできるでしょ~」という言葉は、目くじらを立てて叱ることではなく、可愛い発言です。

子どもとはそういうものです。

しかし、ことあるごとに、他人と比べたり、比較してほめてもらおうとする子は、常にほめられたいという欲求から逃れられず、ほめられないとすねたり、怒ったり、やる気をなくしたりします。

どうしてこうなると思いますか?日常的にほめてばかりいると、ほめられないとやる気をなくします。そして、自分よりよくできた他者に妬みや嫉みの感情を持つようになります。ですから、日常的にほめ過ぎることはよくないと伝え続けています。本当に頑張った時、辛い状況でやり抜いた時にほめるようにします。

では、過度にほめてもらいたがるお子さんがいたら、具体的にどうすればよいでしょうか。

まず、その子の承認欲求を満たしてあげる。無視したり、叱ったり、冷たくあしらったりせずに、受け止めてあげましょう。否定しないことです。

幼い時には「ほめて、ほめて」だった子も、お母さんがきちんと受け止めて聞いてあげていたら、成長と共にその承認欲求を前面に出さないようになります。友人たちの中で、空気を読めるように成長するのです。

まず、その子自身を受け止めることから、全ては始まります。拒絶された子どもは愛を知らずに育ち、更に承認欲求を強めます。

そして、もう一つお母さんにお願いがあります。

他の子と比べてほめることをしないでください。

たとえきょうだいであっても、比較しないでください。そして、お友だちと比較して「よくできたね、偉いね。」もNGです。

他者への闘争心や嫉妬を生みます。

ほめるのは、その子の成長に対してほめてください。自己肯定感を上げます。

その子自身をほめてください。例えば「その青いTシャツ、似合ってるね。」とか「前より上手にできるようになったね」とか、その子自身のことを何でも口に出してほめてあげてください。

他者と比較せず、自分の成長をほめてくれる存在が身近にいることで、子ども達は安心して成長します。

これが、自己肯定感を上げる子育てです。

承認欲求を全て否定するのではなく、認めて違う方向で承認欲求を満たしてあげると、自然と承認欲求に縛られない自由な心を持った子どもに成長します。

今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬

Picture of 池永 宮代子(みやこ)

池永 宮代子(みやこ)

20年にわたる学習塾の指導・経営の経験から、「生きる力を育む子育て」を応援します。 親と子の夢を育む・・・それがYUME∞IQのコンセプトです。 すべての親子に笑顔を♪

関連記事

上部へスクロール