子育てが終わって何年経っただろう。。。。ほろ苦く、胸がギュッと
締め付けられるような、そしてほのかに青葉の香りに包まれているような
そんな思い出で溢れている私の子育ての記憶。
タイトルに書いたように、私の子育てに点数をつけるとしたら１００点中
１５点（笑）
そんな私が「子育てカウンセラー」の肩書でカウンセリングを生業として
いるのがなんだか妙におかしくて不思議で、人生っておもしろいなぁと
つくづく思います。
私には二人の息子がいて、今は二人とも自立して遠い土地に住み、社会に
出てからの年月は、もう新人とは言えない年齢になりました。それぞれが
自分の道を歩みながら、もがきながらも社会貢献をしているようです。
なぜ私の子育ての点数が１５点なのか、これから説明しますね。
１５点、これはもう立派な赤点で、追試があったら受けないといけません。
ところが、残念なことに人生にはやり直しという「追試」はなく、特に
人間をお世話する「子育て」にやり直しなんてできません。
幼少期から大人になるまで、そして子育て中も、私は『完璧主義』でした。
～あるべき、～しなければいけない
この言葉に自分自身をがんじがらめに縛り付けて頑張って生きてきたという
感じです。
「～あるべき」「～すると絶対に幸せになれる」という押し付けの価値観の
家庭で育ち、そこから逃げ出したいのに、脱出したいのに、自分自身が
自分を縛っていたんです。
【逃げ出したい私】と【愛情過多に育てられたダメ人間の私】の埋められない
矛盾の中で苦しんだ思春期でした。
そんな歪んだ思考は、私を「とにかく本をよく読んで勉強が大好きな女子」に
育てました。勉強をすればイキイキと生きることができました。
勉強が好きな女子だった私は、簡単に「成績」という手段を手にして、成績
によって得られる結果から、自信と高い自己肯定感を得ました。
「努力は報われる」それが私のポリシーでした。
欲しいものは手に入り、満足しました。
でも、当たり前のように【子育ては思い通りにはいきません】
「努力は報われない」と初めて知ったのが子育てでした。
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子育てにおいて、これだけは伝えたいことがあります。
それは、【自分の理想や思いを子どもに押し付けないこと】
先程書いたように、子育ては思い通りにいかなくて当たり前です。
それなのに、なぜか誰もが『理想の子育て』を思い描き、そこに向かって
方向違いの努力をやってしまいます。
”人生はその人のもの”
つまり、子どもの人生は子どものものなのです。
親目線をやめて、子ども目線で子育てを見直してみてください。
子育ての景色は違って見えてくるはずです。
ここでもう一言、付け加えさせてください。
上手くいかなくて当たり前、この意識を持ち続けることです。
言い換えると、
うまくいくはずがないのです。
お母さん達は、自分の人生を理想通りに生きることができていますか？
子どもであっても、人の人生を自分の思い通りに操縦しようなんて、そもそも
スタートから間違っています。
親の役目は、子どもの人生のある一時、伴走してサポートすることです。
役目が終わったら、同じ人間として付き合いましょう。
こう育ってほしい。その欲望にはキリがありませんよ（笑）
能力においては、上を見ても下を見てもキリがないのです。
そして、人間に上も下もないのです。
私が教育の仕事に携わってトータルすると25年以上になります。
そして、二人の子育てを終え、子育ての難しさと気高さと素晴らしさに
心を掴まれています。
だからこそ、この『子育てカウンセラー』という仕事に生涯を尽くそうと
考えているのです。
子育て真っ最中のパパさん、ママさん！
頑張らなくていいんですよ。
人として、子どもに愛を注いでください。
それだけでもう１００点中８０点です！
１５点の私と比べて及第点ですよ！
これからも、ブログで私の子育て失敗談を書き綴っていけたらな、と
思います。
誰かのお役に立てれば。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
